歯科衛生士の山城です。 「旅DH」の一面のほか、「フロスオタク」でもあります。 家にあるデンタルフロスサンプルのごく一部です。 実際にはお店が開けるんじゃないかくらいいっぱいあります。 好きが高じて「フロスパイダー」の開発に携わらせていただきました。 さて、デンタルフロスや歯間ブラシなどのハブラシ以外の補助具の使用率を調べると、先進国と呼ばれる国の中では日本は下位にランクインします。 予防歯科が当たり前に定着しているスウェーデンでは、「ブラッシング以外にデンタルフロスも使うのは当たり前」「どちらかというと当たり前」という考え方の人が約68%にのぼります。一方日本では、「ブラッシングだけで充分だと思う」「どちらかといえば充分だと思う」という人が51%と半数を超えます。 普段からセルフケアで活用しているオーラルケア用品においても、スウェーデンでのデンタルフロス使用率は51.6%と日本の20.5%の2倍以上で、小さいころから当たり前に歯と歯の間まで掃除を行う習慣があります。 実際、虫歯や歯周病など歯を失う原因となる病気は歯と歯の間から発症しやすいため、歯間の手入れができていない人が将来的に虫歯や歯周病になるのは当たり前のことです。 しかし、歯科医院でフロスや糸ようじ、歯間ブラシのお話をし、その後定着する率も日本は低いです。 「めんどくさい」「難しい」「習慣化できない」「仕事が忙しい」・・・いろんな声を聴きますが、よくよく聞いていてつながっていくのは、 「みんなもやっていないから」。 赤信号、みんなで渡れば怖くない。 の心理状態ですが・・・ どうせなら、みんなで青信号を渡りませんか? こんな歯科衛生士としての葛藤を形にしたのが「フロスパイダー」で、 毎日使いたくなるような楽しいフロスを作りたい♪ 使うのを忘れないようなインパクトのあるフロスを作りたい♪ こんな想いでございます。 ちなみにうちの子たちが好きなのは「Oral-B STAGES」のディズニーライン フロス文化が定着している国々ならではのデザイン性や面白い発想の商品が気持ちをわくわくさせてくれます。